レイズドベット(Raised Garden Bed)
最近、家庭菜園ユーザーの間で流行っている「レイズドベット」と言うものを調べてみました。
レイズドベッド(Raised Garden Bed)は、周囲の地面よりも土の面を高く盛り上げて作る、いま大注目の高床式の家庭菜園・花壇スペースです。
欧米の家庭菜園でよく使われていましたが、日本でもSNSを中心に「おしゃれで実用的」と人気が急上昇しています。

流行っている4つの大きな理由
1.地面より高くなっているので地面に直接かがみ込む必要がなく、かがむ姿勢や中腰での作業が少なくなります。草むしりや水やり、収穫がとにかく楽になるため幅広い年齢層に支持されています。
2.水はけ・通気性が抜群で植物がよく育つ、底が抜けているオープンボトム構造が多く地面より高い位置にあるため抜群の排水性と風通しを確保できます。これにより根腐れを防ぎ、野菜や花の生育が劇的に良くなります。
3.どこでも理想の土壌が作れる庭の土が「粘土質で硬い」「石だらけ」といった場合でも、レイズドベッドの枠内に市販の培養土を入れるだけで、すぐに最高な環境の菜園を作れます。コンクリートやベランダの上に設置できるタイプもあります。
4.お庭の見栄えが格段にアップします。ただ四角く土を盛るだけでなく、素材によってスタイリッシュにもナチュラルにもアレンジできます。お庭の景観に立体感が生まれ、すっきりとしたおしゃれな印象になります。
レイズドベットのメリット
・排水や風通しが良くなる
・土壌の管理がしやすい
・根腐れや加湿等を防げる
・地面よりも高く設置できるので体に負担が少なくなる
・雑草が生えにくい、虫が寄り付きにくい
レイズドベットのデメリット
・初期費用(導入コスト)がかかる
・木製は数年〜10年ほどで腐食する
・土が乾きやすいため水やりの頻度が増える
・一度設置すると、気軽に移設できない
※当然メリットがあればデメリットもあります。デメリットの対策を考えました
Q.初期費用(導入コスト)が高い・木製の場合は数年~10年で腐食する
A.コストの安いプラスチック製のあぜ板を採用、あぜ板はプラスチック製で腐食しにくい
Q.土が乾きやすいため水やりの頻度が増える
A.土の表面にワラを敷いて乾燥を抑える
Q.一度設置すると、気軽に移設できない
A.これは対応が出来ません(動かせない)※事前に計画図を作成して出来るだけ対応する
余談ですがホームセンターでも組み立て式のレイズドベットが販売されています。
高さはいずれる14センチで素材はポリプロピレン製(耐熱性や耐薬品性に優れたプラスチック素材)です。ポリプロピレン製は腐食しないので長く使えそうですが価格が非常に高価です。
野菜が高騰していて家でちょっと作れれば程度の我が家ではここまでお金は掛けられません。
レイズドベットの材料・費用 (あぜ板仕様)
我が家の狭い庭でレイズドベットが出来るのか? 既製品は高価で手が出せない。
素人の私が費用や作り方を調べて挑戦しました。
色々調べた材料の中でコストが抑えられて腐食に強い材料、「あぜ板」でレイズドベットを作製することにしました。
レイズドベット材料
・あぜ板 サイズ 幅=1,200 高さ=300 12枚 ¥ 3,936
・培養土 25L 10袋 ¥ 5,480
・黒 土 14L 4袋 ¥ 1,392
費用の合計 ¥ 10,808
※土については他の花壇などにも流用したので正確ではありません。
※他に材料として庭で伐採した樹とその枝、それに段ボウルと水平器(あれば)。水平器が無ければiPhoneのアプリ(レベル)でも水平は図れます。
注意すること
本来「あぜ板」は田んぼの外周の土の崩れ防止の為に作られた製品でメインの販売時期は田植え前の春から初夏だそうです。
私が準備した時期が冬だったので心配しましたが、大きいホームセンターでは取り扱いしていました。
最近では「レイズドベット」や他の用途にも使われるためらしいです。大き目なホームセンターで購入することをお勧めします。
※「あぜ板」は結構重たいので腰を傷めない様に注意しましょう。
※「あぜ板」にはいくつかサイズがあります。長さは全て120cm 高さ(幅): 20cm、25cm、30cm、35cm、45cm、60cm
私は高さ30cmを使いました。
下の写真は今回、採用した「あぜ板」サイズはW=1,200×H=300です。
価格は1枚=328円でした。
※あぜ板は特に固定する部品などはいりません。そのまま埋め込むだけです。
但し、地面に埋め込まずに置いて設置する場合は何等か固定るも物が必要になります。

レイズドベット設置計画
レイズドベットを狭い庭に作るのにもそれなりの計画(簡単な図面)が必要です。
※庭の花や野菜への水やりの通路の確保や雨水の流れをせき止めない様に計画したりします。
まず、庭の花壇等を巻尺で簡単に測って、寸法をメモ帳に記入して簡単な庭のスケッチを描いてそこへ寸法を書き入れます。
我が家の庭は狭いので周りの花壇の位置を少しずらしたりしてスペースを空けました。
この時に図面があると何をどう動かしたらいいかなど分かり易いです。
今回我が家で計画したレイズドベッドの数は4つです。
下の図面 ①②は「あぜ板」2枚タイプ、③④は「あぜ板」4枚タイプです。

レイズドベッド作業開始
①上の計画図に沿って図面の様にレイズドベット設置に邪魔な物を移設します。
②図面の寸法に沿って地面に棒切れ等でレイズドベットの(仮)位置の線を引きます。
③買ってきた「あぜ板」を組み立てて、レイズドベットの(仮)位置の線の上に置きます。

今回はレイズドベッドを周りの地面より20センチ高く設置したいので、地面を10センチ掘り下げます。
掘るために一度レイズドベッドの位置だしを行います。
レイズドベッドを設置する場所に置いタキロンなどで動かない様に固定して成形し外周に線を引きます。

溝を掘り終えたらあぜ板を合わせて置いて、あぜ板が水平になっているか水平器等で確認します。
深さが足りない場合はスコップであぜ板の下を掘って調整します。
水平器が無い場合にはスマートフォンのアプリを利用しても行えます。
あぜ板の左右に長い棒を渡しい間にスマートフォンを重ねて確認します。
※言うのは簡単ですが実際水平に設置するのは大変でした。

あぜ板のレベル調整が終わったらあぜ板が動かない様に固定して、あぜ板で囲った内部にある土で平らに敷きならして行きます。
ある程度平らになったらその上に段ボールを敷いて水をまきます。
※段ボールを敷くのは下から雑草などが生えてこないためです。

段ボールを敷いたらその上に発生土で埋め戻し、その上から枯れ葉や剪定した木の枝等を敷き詰めて行きます。
敷き詰めた彼はなどの上から米ぬかを蒔くと肥料化が進むらしいです。
以上が肥料になる元とコストを抑えるための方法です。
枯れ葉や剪定した枝木などが無ければ土で応用してください。
前に設置したレイズドベット(ビニールトンネルで覆っている物)は庭の木を伐採した物が丸々木一本入っています。
その木が枯れて腐敗して徐々に苗の肥料になっていくのです。(長期的な肥料)。
その為、腐食が進んでいくと土が沈んでいくので沈んだ分の土を足します。

落ち葉・木の枝などを敷いた上に培養土・黒土などを盛って完成です。
黒土を選んだのは価格が安いため、コストが抑えられねからです。

レイズドベットが4基出来上がりました。